お知らせ・同窓会情報

第8回ホームカミングデーアルバム・・・2.『分科会 ミニ講義』

投稿日 2019.12.07

田嶋 敦 氏 出身中学:横須賀中学校 38回生 京都大学薬学部製薬化学科卒業

金沢大学医薬保健研究域医学系教授

金沢大学は、石川県金沢市にメインキャンパスをもつ国立大学です。自分の現在の主たる業務は、医薬保健学域の医学類(他大学の医学部に相当)とそれに接続する大学院での教育(遺伝学・ゲノム科学など)と、医学領域での研究となります。 ” 近年、色々な場面で「ゲノム」という言葉を耳にします。

この講義では、人間(ヒト)のゲノムの「個人差」を取り上げます。ヒトゲノムの「個人差」のなかには、例えば、病気のかかりやすさや体質といった個々人の違いに関する情報が含まれています。ヒトゲノムに存在する「個人差」を理解することの意義を皆で考えてみましょう。

【会場:1A】

 

 

栫 裕永 氏 出身中学:富木島中学校 38回生 名古屋大学農学部畜産学科卒業

公益財団法人競走馬理化学研究所遺伝子分析部遺伝子分析課課長

競馬で活躍する「サラブレッド」を知っていますか。サラブレッドは、競走用に改良された歴史をもち、祖先からの血のつながり「血統」が厳格に管理されている馬です。この馬たちの血統を正しく記録し、公正な競馬を行うため、DNA型検査による親子判定や個体識別を行っています。また、検査法の開発や国際標準化を進めるほか、DNA情報を使ったさまざまな馬の形質に関する研究を行うなど、馬産業・畜産業の発展に貢献する活動をしています。

今の仕事に携わるきっかけとなった高校時代、大学時代の経験などをお話しします。また、サラブレッドの品種としての特徴(定義)、血統を守る意義、親子判定の方法、馬産業への貢献について、生産牧場などの馬業界の話や最新のDNA分析技術の話題を織り交ぜながらわかりやすく解説します。

【会場:1C】

 

 

小野 貴稔 氏 出身中学:上野中学校 38回生 岐阜大学農学部林学科卒業

中日本航空株式会社調査測量事業本部技術部コンサルタント統括リーダー

名古屋鉄道グループの航空会社で測量系の部門に所属しています。専門は航空機によって計測したレーザデータや航空写真を様々に加工した図面を作成し、土砂災害、都市計画、森林資源などの調査を行っています。現在は、ドローンも加え新技術を使った立体地形図を作成し、新たな調査手法の提案をしています。

会社の紹介と私自身の仕事の内容の説明について、パワーポイントを使って説明をします。特に、専門分野においては、土砂災害対策のための取り組みや、最新の可視化技術を使った調査の紹介をします。

【会場:1D】

 

 

安藤 有雄 氏 出身中学:上野中学校 38回生 東京農業大学農学部造園学科 卒業

名古屋市緑政土木局東山総合公園再生整備課・植物園主幹

人口232万人の市民生活を支える名古屋市役所には、教育・消防・公営企業部門も合わせると約3.5万人の職員が働いています。このうち一般行政部門の職員は約1.1万人(女性が約3分の1)で、事務系(法律・経済等)と技術系(土木・建築等)の行政職員が連携して多様な行政サービスを提供しています。私は平成2年に技術系(造園)職員として入庁して以来「緑のまちづくり」に関する様々な仕事を務めてきました。現在は、管理職として「東山動植物園再生プラン(人と自然をつなぐ懸け橋へ)」の推進を担当しています。

「未来に繋ぐ再生デザイン」と題し、文系・理系を問わずまちづくりに関する仕事に興味がある方や、具体的な職業志向が未定の方を想定して、私の仕事内容「まち・公園・街路樹・動植物園等の再生」を軸に講義します。道路等のインフラ整備が進んだ昭和に対し、平成以降はストックの管理・利活用が問われ、各所で再生が課題です。市民満足度と名古屋の魅力向上を目指す私の仕事と共に、名古屋市職員としての苦労話や充実感等についても紹介します。次代を担う皆さんの参考になれば幸いです。質問も歓迎しています。

【会場:1F】

 

 

畑中 丈彦 氏 出身中学:青海中学校 38回生 愛知教育大学教育学部特殊教育科卒業

愛知県教育委員会特別支援教育課主幹

本課は、小学校、中学校及び義務教育学校の特別支援学級や通級による指導並びに特別支援学校の教育課程や学習指導、生徒指導などに関すること、教員の研修に関することなどを担当しており、愛知県内の特別支援教育のさらなる推進に努めています。
○ 特別支援教育について
○ 教育委員会の仕組み
○ 特別支援学校教諭の魅力
○ 現在の仕事の喜び、苦労 など

私は特別支援学校(当時:養護学校)の教諭を目指して大学へ進学しました。その際には、横須賀高校での経験が大きく影響しています。今は教育委員会に勤務していますが、いずれは学校現場に戻ることを希望しています。ですので、今の仕事だけでなく、特別支援教育、教職、高校での生活などについて話をしたいと考えています。

【会場:1H】

 

 

梅村 恵子 氏 出身中学:横須賀中学校 38回生 名古屋市立女子短期大学生活学部被服科/ ニューヨーク市立バルーク大学ビジネス学部会計学科卒業

KPMG LLP Japanese Practice, Tax Senior Manager

世界4大会計事務所(一般にBIG4と呼ばれる)、KPMG LLP、ニューヨーク事務所にて、日系一部上場企業を主な顧客に、法人税務コンサルティングの仕事をしています。米国税理士(Enrolled Agent)の資格を持ちます。BIG4では、会計・監査・税務・コンサルティングなどのサービスを提供しており、世界の主要な大企業は、ほぼ全てこれら4つの会計事務所と提携しています。BIG4は忙しいのが有名で、大変忙しい日々を過ごしています。

①世界4大会計事務所の仕事と紹介
②30代後半に米国の大学に通った経験
③米国での剣道の指導と普及活動
④その他、米国でニューヨーク領事館での勤務経験や日本のロックバンドのプロモーション、マネージメントの経験など

【会場:社会科】

 

 

永田 範子 氏 出身中学:大府中学校 38回生 椙山女学園大学文学部国文学科卒業

大府市立大府小学校主幹教諭

大府市立大府小学校の主幹教諭として学校経営に携わっています。教員の仕事内容は、授業で教えるだけでなく、学校内外の多岐に渡っています。関わっている子どもたちの成長に立ち会うことができ、やりがいを感じています。

①高校・大学時代(自己紹介と横高の思い出も含めて)
②修行時代について(教員採用試験合格まで)
③教員の仕事(教えること、学校内外の仕事、やりがいについて)
④Q&Aタイム

【会場:2E】

 

 

服部 篤史 氏 出身中学:上野中学校 38回生 名古屋工業大学工学部機械材料工学科卒業

日本特殊陶業株式会社ベンチャーラボ東京室 室長

名古屋本社の総合セラミックメーカーの一つ。(セラミック)×(技術力)でスパークプラグ等の世界シェアトップの製品群を持っています。

現在は、ベンチャーとのパートーナーシップを通じてイノベーションによる未来の新しい価値創造、新規事業創出の仕事に挑戦しています。
①これまでの人生で得られたもの
②ベンチャーとの提携で学んだこと
③リーダーに求められるもの

【会場:2A】

 

 

佐野 晃正 氏 出身中学:横須賀中学校 38回生 京都大学理学部卒業

パナソニック株式会社要素技術開発センター主幹技師

入社以来、光ディスクの開発に携わり、DVDやBlu-ray Discなどの規格を立ち上げるための技術開発に従事してきました。ディスクにデータを記録/再生するための光ピックアップの開発を担当しています。現在の部署では、業務用のデータアーカイバ(光ディスクを用いたデータの長期保管用システム)を開発しています。

光ディスク/光ピックアップの具体的構成や使われている技術の紹介や、開発の現場で技術者がどのような仕事をしているか等を話します。

【会場:音楽室】

 

 

松本 昌克 氏 出身中学:横須賀中学校 38回生 福井大学機械工学部産業機械工学科卒業

愛知製鋼株式会社鍛カンパニー鍛造工場工務室改善グループ長兼鍛事業統括部主査

  “ 愛知製鋼は、トヨタグループに属し、トヨタ自動織機の製鋼部が分離独立した会社で、1940年に誕生。2020年には、創業80周年を迎える。主な事業は、特殊鋼、ステンレス、鍛造品、電磁品。私の所属は、鍛造品事業を行なっている、鍛(キタエル)カンパニー。鍛造品は、車の重要な、エンジン、ミッション、足回りに使われており、重要保安部品でお客様の命を守っている。入社は、1990年で、現在入社29年目となり、鍛造事業一筋で現在に至る。

横須賀高校時代は、将来に特にやりたいことも無く、親には、機械系がつぶしが利くといわれて、機械系の大学へ。大学で、車好きの友達と知り合い、車造りに携わりたいと思い、愛知製鋼へ。愛知製鋼では、車の鍛造部品に関わる仕事を通して、自分の苦労と成長を実感。2014年からは、アメリカへ、3年4ヶ月の海外赴任を経験。特に、今回は、アメリカ赴任での「仕事」&「生活」での出来事を通して、学んだ事(感じた事)をメインとして話します。

【会場:2C】

 

 

今瀬 政司 氏 出身中学:南光中学校 38回生 法政大学経営学部経営学科卒業

愛知東邦大学経営学部地域ビジネス学科准教授

愛知東邦大学では、教員・研究者として勤務しています。地域振興・NPO・企業経営等を専門分野として、大学生への教育と研究活動を行っています。教育・研究と社会貢献の実践の両立をモットーに、NPO法人市民活動情報センター(代表理事)等でも活動しています。詳細は略歴・実績ホームページ(https://sicnpo.jp/imase_profile.html)をご覧下さい。

「私が働いてきている目的と歩み」をテーマにお話します。私の夢は「世の中の矛盾で涙を流す人が一人でも少なくなるような社会づくり」です。夢のための歩み(①学生時代(法政大学)、②企業勤務(大和銀総合研究所(現りそな銀総研))、③ボランティア活動、④NPO勤務・活動、⑤行政業務(国・自治体)、⑥大学教員・研究者(愛知東邦大学、法政大学大学院等)等)から学んできことをご紹介します。

【会場:2F】

 

 

井上 雅仁 氏 出身中学:鬼崎中学校 39回生 名古屋大学理学部生物学科卒業

大阪大学医学系研究科特任准教授

大阪大学大学院医学系研究科・生命機能研究科・国立研究開発法人情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センターにおいて以下の研究・開発に従事している。
1.運動学習の脳内メカニズムの研究。
2.埋込型BMI(ブレイン・マシン・インターフェイス)装置の安全性・機能評価。
3.多点皮質脳波電極を用いた皮質脳波情報の記録と脳は情報を用いた腕運動のデコーディング。

「運動のずれを直す指令はどこから来るのか」我々が運動を繰り返すことで上達するのは、運動の「間違い」を減らすように脳が「学習」するためである。我々は、大脳皮質の「運動野」が発する信号が、学習に用いられる間違いの信号であると予想し、運動前後の運動野のニューロンの活動を記録して調べたところ、運動を間違えた方向に応じた活動が、運動の直後に生じていることが明らかになった。今回の成果は、たとえばゴルフの際に、脳に刺激を与えることで打点を適切な位置に修正するといったような運動機能を補助するための技術への応用が考えらる。

【会場:2H】

 

 

小島 快啓 氏 出身中学:名和中学校 39回生 大阪芸術大学芸術学部写真学科

(有)メイワフォートスタジオ代表取締役社長

・宣伝・プロフィール用等、スタジオ・ロケーション撮影。
・就活、婚活、終活撮影。・七五三、成人式、卒業式等の記念写真撮影。
・ピアノ・社交ダンス等出張撮影。学校卒業アルバム作成。
・料理・商品等のコマーシャル撮影。

・芸術を志す者の進路、その先の仕事や生活。
・音楽家、美術・デザイン系問わず

【会場:3A】

 

 

佐治 聡子 氏 出身中学:青海中学校 39回生 金沢大学医療技術短期大学部診療放射線技術学科卒業

あさくらクリニック診療放射線技師

知多市のクリニックで診療放射線技師をしています。MRI、CT、マンモグラフィーなどをしています。院長をはじめスタッフとともに地域の皆様に親しまれる、あたたかなクリニックを目指しています。

病院には、医師をはじめとして、様々な医療従事者がいます。命を預かる仕事の種類や心構えなどをお話ししようと思っています。

【会場:3C】

 

 

細田 仁美 氏 出身中学:横須賀中学校 39回生 愛知教育大学教育学部中学校教員養成課程社会科卒業

東海市立平洲小学校

小学校3年生の担任をしています。1クラスの児童数は約40人で毎日賑やかに楽しくすごしています。今年から小学校でも英語の授業が正式に始まりました。来年にはプログラミング学習も授業の中で取り入れるようになります。世の中の流れと共に、学校で教えることを少しずつ変わってきています。

①一般企業への就職から現在への職業に至るまで
②現在の仕事(小学校教員)について
③横高生に向けて、質疑応答。

【会場:3E】

 

 

杉浦 かほる 氏 出身中学:加木屋中学校 39回生 愛知教育大学初等教育教員養成課程美術科卒業

株式会社LIXILマーケティング部門 グローバルブランド部LWTブランドグループ主幹

LIXILは豊かで快適な住まいを実現するため、トイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓、ドアなどの建材製品を開発、提供しており、現在70,000人超の従業員、世界150カ国以上で事業を展開しています。私は旧株式会社INAX デザイン部CIデザイン課に配属されて以来、ブランドに関わる仕事に従事し、現在は商品ブランドのひとつである“INAX”を世界中に広め、その価値を向上させるための戦略や施策を企画立案し、推進しています。

会社の方針で、水まわりの商品ブランドとして“INAX”を世界で強化することとなり、様々な国籍、部署のメンバーと共にINAXブランドを再構築しています。今回は、仕事内容の一部として、海外に向けたブランドストーリーの策定や、ブランドや商品のプロモーション活動としての展示会開催などの話を紹介します。また、変化の激しい時代で、自分が仕事・家事・子育てのバランスを模索しながら歩んできたなかでの気づきをお伝えします。

【会場:3F】

 

 

小山 基弘 氏 出身中学:八幡中学校 39回生 北海道大学医学部医学科卒業

旭川赤十字病院心臓血管外科副部長

旭川市の人口は東海市、知多市、半田市を合わせたくらいですが、旭川以北の急患は重症であれば旭川赤十字病院に搬送されるため、カバーする人口は100万人になります。地域の中核病院の心臓血管外科医として働いています。手術は年間400例、カテーテル治療が50例くらいです。

外科医として働くことの魅力を伝え、受験勉強の動機づけになるといいなと思います。

【会場:3H】

 

 

蟹江 覚 氏 出身中学:上野中学校 39回生 早稲田大学政治経済学部経済学科卒業

ソフトバンク株式会社 法人プロジェクト推進本部 副本部長

東京汐留のソフトバンク本社に勤務しています。ソフトバンクでは大きくコンシューマ向けビジネスと法人向けビジネスに分かれますが、私は法人向けビジネスに従事しています。現在は主にM2M、IOTプロジェクトに取り組んでいます。

ソフトバンクグループの株主総会にて、孫正義代表がプレゼンした事業戦略説明資料をそのままお見せしたいと思います。現在のビジネスの動きについて少しでも直接触れていただける機会になればと思います。

【会場:物地室】

 

 

加藤 暢子 氏 出身中学:阿久比中学校 39回生 名古屋短期大学保育学科卒業

東海市立加木屋保育園園長

東海市立加木屋保育園は閑静な住宅地の中にも、まだ緑が多く残る地域にあります。そんなおだやかな場所で、200名の子どもたちの笑顔や歓声があふれる中保育に従事しています。

○自己紹介
○子どもって面白い
○保育園ってどんなところ?
○どんなスキルが必要?
○実技
○女性が働くって

【会場:物理】

 

 

前野 貴生 氏 出身中学:阿久比中学校 39回生 名城大学法学部/名古屋市立大学大学院経済学研究科博士後期課程卒業

愛知県総務局総務部情報政策課 課長補佐

愛知県庁は、地方公共団体で愛知県全域を所管する行政機関です。現在は、情報政策課に所属し、県の情報化の推進に関する仕事をしています。例えば、「あいちICT戦略プラン2020」の策定と、その進行管理。県の「情報セキュリティポリシー」の策定・運用、県の「官民データ活用推進計画」の策定、県庁内各課からのICTに関連する事業の相談・支援等をしています。

○県庁での過去の仕事の内容:公園や港の管理、予算管理、経理・契約事務、市町村への補助、土地利用計画策定などについて。
○現在の仕事の内容:ICT(AI、ロボティクス、IoT)に関する最近の動向、情報セキュリティなどの情報リテラシー、データ利活用などについて。
○学ぶということ:博士(経済学)の学位を持っているので、大学の学部で学ぶことと、大学院の修士課程や博士課程で行う研究や論文作成が大きく違うことなど、学位取得の過程や、研究のモチベーションについて。

【会場:生物】